京都で活躍する経営者は、何を考え、何に悩み、どのような決断を重ねてきたのでしょうか。
「経営者ボイス」は、京都で活躍する経営者のリアルな声を通して、その人の思考や人生観に耳を傾けるインタビュー企画です。
第二回は、合同会社なんかしたい 代表・清水大樹さん。
「幸せだな〜と思える人が一人でも多い社会へ」を掲げ、学習塾や学童保育、食堂を入り口に、地域の日常に寄り添う活動を続けています。
小学生時代の挫折、日本一周の旅での出会い、そして旅先で出会った一人の少年に声をかけられなかった経験。それらの経験は、どのように今の清水さんを形づくっていったのでしょうか。
「なんかしたい」の原点をたどる
ぜひ音声でお聴きください。
第1話 「人生のピークは、小6だった。」
目立ちたがりで、負けず嫌い。「自分はできる」と思っていた清水少年に訪れた、人生最初の大きな挫折。
「何のためにこれから生きていくんや」と思うほど、その出来事は大きなショックだったといいます。
一方で、小学生の頃から友達の悩みを聞く「24時間相談所」を勝手に開設していたという意外な一面も。
今の清水さんにつながる原点をたどります。
第2話 価値観を変えた、旅先での一言。
大学時代、さまざまな人や価値観に触れ、「もっといろんな人に出会いたい」と日本一周の旅へ出た清水さん。
旅先で出会った人からかけられた、「次の世代を頼むわな」という言葉。
それまで自分や家族の幸せを思い描いていた清水さんの目が、少しずつ社会や未来へと向かい始めます。
人との出会いによって広がっていった、清水さんの価値観をたどります。
第3話 日本一周をやめた、ある出来事。
日本一周の途中、仙台で出会った一人の少年。
声をかけようとしたものの、その一歩を踏み出すことができませんでした。
その経験をきっかけに、旅をやめて京都へ。
“何もできなかった”経験から始まった、清水さんの新たな一歩をたどります。
第4話 思いだけでは、続けられない。
人のためになることを続けたい。そんな思いで始めた活動も、仲間が増えるにつれ、思いだけでは続けられない現実に直面。
活動から事業へ。思いを大切にしながら、それを続けていくための仕組みを模索していきます。 清水さんが向き合ってきた、“経営すること”についてお聞きします。
第5話 清水さんが描く、これからの景色。
これから清水さんがつくりたいのは、世代を超えて、人と人が自然につながる地域の日常。
「なんかしたい」を通して、そのつながりを街の中へどう広げていくのか。
そして最後に聞いた、「清水さんにとって、幸せとは?」
返ってきたのは、「普通の日常があること」という言葉でした。
清水さんが描くこれからの景色と、その先にある“幸せ”についてお聞きします。
おまけ|清水さんからのメッセージ
最後に、清水さんから皆さんへひと言です。
ぜひ、お聴きください。
プロフィール
清水大樹(しみずだいき)
合同会社なんかしたい代表。1988年生まれ。京都を拠点に、学習塾や学童保育、食堂などを通して、地域の子どもたちやその家族の日常に寄り添う。
みやこボイス
ーInterviewer's Noteー今回のインタビューで特に驚いたのが、小学生の頃から友達の悩みを聞く「24時間相談所」を勝手に開いていた、その理由です。よほど人のことが好きだったのかと思いきや、「みんなの隠し事を僕は握りたかった」。
思わず笑ってしまうような理由ですが、そんな自分本位でわがままだったという少年が、さまざまな挫折や出会いを経験し、やがて自分だけではなく、周りの人の幸せにも目を向けるようになっていく。その変化が、とても印象に残りました。
挫折や葛藤、そして「活動」から「事業」へと歩みを進めるなかで感じた苦しさや心の変化まで、飾ることなく話してくださった清水さん。お話を聞きながら感じたのは、清水さんの根っこにある、人を大切にする気持ちでした。
そんな清水さんがいるからこそ、西院の「なんかしたい」は、誰かがふらっと立ち寄り、人とつながれる場所になっているのかもしれません。
西院に、こんなふうに人を迎えてくれる場所がある。そのことを、もっと多くの人に知ってもらえたらと思います。
Today's Voice
「自分のことは一番大事に、だけど自分良ければそれで良しはさみしいな。自分大事に。」


