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【古地図と旅する京都】室町通り・花の御所付近

【古地図と旅する京都】室町通り・花の御所付近

小さい頃は大晦日と同じくらい夜更かしできる十日ゑびすが楽しみだったなあと感傷にひたりながら、「京都ゑびす神社って昔からあそこにあったのかな」と古地図を調べたことがきっかけで、古地図×京都の魅力にはまり、日々当社のSNSでつぶやいています。

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せっかくなので、こちらのブログ記事でもご紹介をしていきます。


室町通りと花の御所
最近、NHKの「京都人の密かな愉しみ」を楽しく拝見しています。その番組で、室町通が取り上げられていたので、古地図でかつての「花の御所」(室町通今出川付近)を見てみました。

ただ京都であれば、室町時代の古地図や絵図がさっと見つけられるかと思いきや意外とそうでもありません。興味深かったのは、「改正京町繪圖細見大成」(国際日本文化研究センター所蔵)。
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京都図の中では最大級のサイズですが、わずか150年前の地図なので、当然花の御所はありません。平安京の造営のときからあった「室町小路」にあたる道に面して足利3代将軍義満が「花の御所」を作ったことと、室町幕府そして時代区分の室町時代がの名称があることが、「室町通」という通り名の由来になっているそう。

地図に花の御所はないですが、「入江御所」という表記があります。これは現在の「三時知恩寺」さんで、室町時代に、崇光天皇の旧御所「入江殿」を寺院にされたのが起源であるため、「入江御所」とも呼ばれたそう。後柏原天皇が毎日6回行われる念仏のうち、昼間の三時をこの寺に付託されたことから、「三時知恩寺」となったとのことです。


花の御所、入江御所だけでなく、常磐御所(光照院門跡)、御寺御所(大聖寺門跡)など、〇〇御所が多くみえ、かつての栄華を感じられ、タイムスリップしたような旅の感覚が楽しいです。

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